FXの手数料はどうなっているのか
FX業者の多くは、手数料無料としているところがありますが、これは取引するさいに必要とされる外表示の手数料が無料ということであり、実際には別の形で手数料を徴収しています。一般的に商品やサービスを利用するさいには、本来の商品やサービスの価格にプラスして手数料を表示しています。しかし、この場合には手数料の計算がやや煩雑になりやすく、特に手数料にも消費税が加算されるので半端な数字も出ることになります。このため、区切りが良いようにするために手数料込みと表示するケースがありますが、FXではこの手数料込みの形になります。
これはスプレッドと呼ばれる方式であり、実際に取引されるレートに対して手数料分の金額を上乗せするというものになります。このスプレッドは通貨ペアによって変わってきますが、もっとも取引量の多い米ドルと円のペアで低いところでは0.3銭となっていますが、業者によって変動し、高いところでは1銭程度必要なケースもあります。またマイナーな通貨になればなるほどスプレッドは高くなる傾向にありますし、急激なレート変動が発生するとスプレッドは一時的高騰します。いずれにしてもスプレッドによって実際のレートよりも多くのお金を必要とし、スプレッド分がFX業者の仲介手数料となっています。
なお、FXではレバレッジを掛けているので、0.3銭でレバレッジが最大25倍で1万通貨とした場合には750円が手数料となります。