FXで重要な経済指数:CPI

CPIとは消費者物価指数のことです。物はお金で購入することができますが、通貨の価値が下がれば相対的の物価が上昇します。この状態をインフレと言います。通貨の価値が上がれば物は安くなり、デフレになります。

経済成長率はインフレ率の影響も受けます。デフレの状態では成長が難しくなるのです。FXでは経済成長していればリスク選好となり、経済が衰退すればリスク回避の動きが強くなります。経済成長に影響を与えるCPIはFXでも非常に重要な指数の1つです。

特に重要なのが米国や中国、EU各国や日本のCPIです。日本は現在日銀による物価上昇率目標を定めていますが、現総裁の任期内に達成することが難しいとされています。再びデフレ状態になることがあれば日本円の価値が上がり、円高になってしまい経済成長率も低くなってしまうでしょう。CPIの発表は毎月行われています。

CPIの中でも生鮮品を除いた価格に関するデータはコアCPI、食料品とエネルギーを除いたコアコアCPIというものもあります。こうした項目を除外するのは、価格変動が大きい生鮮食品やエネルギーによるデータの変動を抑えるためで、純粋に物価の上昇率を把握するためです。FXを取引する場合はCPIの発表が予定されていないかチェックし、予定されている場合はリスクを取りすぎないように注意しましょう。大きく動く可能性のあるイベントですので、瞬間的に大きく動けばロスカットに巻き込まれる可能性があります。

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